それは本当に”依存症”なのか?: 治療法や回復法から考える「アディクション(嗜癖)」×「ナラティブ(物語と語り)」

それは本当に”依存症”なのか?: 治療法や回復法から考える「アディクション(嗜癖)」×「ナラティブ(物語と語り)」

【あらすじ】
薬物依存、摂食障害、ギャンブル依存、窃盗癖、恋愛中毒、共依存…。社会学の立場から病的な依存「アディクション」を研究している著者が、その定義や概念、依存者自身が自分を語る回復法「ナラティブ・セラピー」などを説く。

【内容】

第 一 章 アディクション×著者×ナラティブ
・アディクションとは?
・「よい依存」と「悪い依存」
・ナラティブとは?

第 二 章 アディクション×定義
・アディクションの対象となる〝モノ〞
・著者がまとめたアディクション
・それらはアディクションでは無い
・・其の一 三つのうち、「強迫性」のみ無かった場合
・・其の二 三つのうち、「反省無き反復」のみ無かった場合
・・其の三 三つのうち、「〝悪い〞という認識」のみ無かった場合

第 三 章 アディクション×当事者たち×ナラティブ
・依存者のナラティブのために
・〝現場〞でのナラティブ
・アディクションに関するそれぞれのアプローチ

第 四 章 ナラティブ×病い
・ナラティブ・セラピー
・フランクの〈身体〉
・施設の人たちの〈身体〉は?

第 五 章 ナラティブ×社会学
・ナラティブが作り直す「ハビトゥス」
・近づくための「テーマ」

第 六 章 アディクション×社会学
・ラべリング理論
・アディクションを生む社会規範

第 七 章 アディクション×行動科学
・アディクションに帯びる客観性
・〝報酬〞を求めて
・アディクションの〝報酬〞
・アディクションの〝欲求〞

第 八 章 アディクション×条件反射×ナラティブ
・条件反射制御法(CRCT)
・「語り」という「消去」

第 九 章 アディクションの身体×社会のナラティブ

第 十 章 アディクション×治療法×ナラティブ
・認知行動療法
・内観法

第十一章 アディクション×ナラティブ
・〝ブロード・ナラティブから新しい〈自分〉へ
・著者からの提言

新書: 195ページ

言語: 日本語

ISBN-10: 499080192X

ISBN-13: 978-4990801922

発売日: 2015/5/11

商品パッケージの寸法: 20.8 x 14.8 x 1.4 cm